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玉鬘(たまかずら)は #『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第22帖。夕顔の娘・玉鬘の半生を中心に描かれた巻。巻名は光源氏が詠んだ和歌「恋ひわたる身はそれなれど玉かづらいかなる筋を尋ね来つらむ」に因む。なお、「玉鬘」より「真木柱」までの十帖を玉鬘を主題としたひとまとまりの物語であるとする立場からまとめて玉鬘十帖と呼ぶこともある。 #『源氏物語』に登場する架空の人物の通称。頭中将と夕顔の娘。 ==あらすじ== 光源氏35歳の3月から12月。 夕顔の遺児玉鬘は母の死後、4歳で乳母一家に伴われて筑紫へ下国し、乳母の夫太宰少弐が死去した後上京できぬまま、既に20歳になっていた。その美貌ゆえ求婚者が多く、乳母は玉鬘を「自分の孫」ということにして、病気で結婚できないと断り続けてきたが、中でも有力者である肥後の豪族大夫監の強引な求婚に困り果て、ついには次男・三男までもが大夫監に味方し、乳母一家は二つに分裂。長男の豊後介にはかって船で京に逃げ帰った。しかし京で母夕顔を探す当てもなく、神仏に願掛けし、長谷寺の御利益を頼み参詣の旅に出たが、椿市の宿で偶然、元は夕顔の侍女で今は源氏に仕える右近に再会した。右近から「源氏の大臣が自分の事のように、心配して探している。」と知らされ、夕顔が亡くなった時のいきさつを聞いた乳母一家は、驚く。右近の報告に源氏は玉鬘を自分の娘というふれこみで六条院に迎え、花散里を後見に夏の町の西の対に住まわせた。豊後介は六条院の家司になり、「これで妻子を呼び寄せることが出来る。」と安堵する。年の暮れ、源氏は紫の上とともに、女性らに贈る正月の晴れ着選びをした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「玉鬘 (源氏物語)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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